第10回JPAFパラアーチェリー選手権大会開催中止に関する声明
各位
一般社団法人日本身体障害者アーチェリー連盟は、深い憤りと遺憾の意を込めて、第10回JPAFパラアーチェリー選手権大会の開催中止を決定せざるを得なくなりましたことご報告いたします。
佐賀県アーチェリー協会に関して
1. 佐賀県アーチェリー協会(以下、協会)は、当連盟に対し一切の事実確認を行わないまま、正体不明の「旧理事や関係者(7名程)」(以下、旧理事等)の一方的な主張を鵜呑みにし、大会中止の連絡をしました。
2. 当連盟からの再三の問い合わせや説明要求に対し、協会は一貫して誠実な対応を拒否し続けています。連盟からの公文書送付以降、短時間かつ一方的な電話連絡1回および大会開催と関係のない団体に相談し対応を求めているとの短文メールが1通ありましたが、実質的な回答は一切ありません。
3. 佐賀県庁および県内各機関にも協力を要請しましたが、残念ながら協会の不誠実な態度は改善されず、選手や関係者への甚大な影響を考慮し、やむを得ず中止の決定に至りました。
「旧理事等」に関して
1. 「旧理事等」は、自らの仲間でもある罪のない選手たちの大会参加の機会を奪いながら、いまだその正体を明かすことがありません。
2. 彼らの陰湿かつ無責任な行動は、パラアスリートおよび支援者の努力と献身を一瞬にして無にするものであり、到底許されるものではありません。
連盟の対応と今後の方針
1. 当連盟は、協会および「旧理事等」に対し法的措置を講じる所存です。
2. 協会に対しては「旧理事等」関連の情報開示、協会及び「旧理事等」に本件により生じる選手等や関連機関および当連盟含む全ての損害に対する完全な補償を要求します。
3. フェニックス大会に関しても同様に、中止を扇動しいまだ一切の説明を拒否している連盟関係者および関連する問題について厳正に対処してまいります。
選手および関係者の皆様へ
パラアーチャーの皆様およびサポートされている方々が大会に参加するため数々の困難を克服されていることに心からの敬意を表します。
長時間にわたる厳しい練習、基準点達成のための試合参加、職場や家族との調整、有給休暇の取得、介助者との連携、等、これらすべての努力が無駄になってしまったことに対し、連盟として深くお詫び申し上げます。
いかなる主義主張があろうとも、選手たちの権利と努力を踏みにじり、パラアーチェリー界の発展を阻害する行為は断じて許されません。
当連盟は、佐賀県アーチェリー協会および「旧理事等」の行動に対し、ここに改めて断固たる抗議の意を表明いたします。
当連盟は本件および関連事項の徹底的な究明と責任追及を行うとともに、選手の皆様に新たな機会を提供すべく全力を尽くしてまいります。
一般社団法人日本身体障害者アーチェリー連盟